AC04小説!!
No.29
- 1 セル&MOBIUS−118 2003/06/02 Mon 18:50:28
- このスレは、セルとMOBIUS−118の両名の趣味(?)で書き上げる小説掲示板です。
- 2 セル 2003/06/02 Mon 19:47:16
- 私は黄色中隊からみたISAFを書きます!(へたれなんでつまんなくてもけなさないでくださいね♪)
題名:Yellows wingmen1節
突然の警報が鳴り響く。黄色中隊の役目、それは大陸をユリシーズから守った、大きな巨砲「ストーンヘンジ」を死守することだった。しかし今まさにそれが攻撃を受けようとしている。我が軍の敵、ISAFであった。
ISAFの攻撃力など我が軍にとっては、痛くも痒くも…いや、痒いくらいだろうか。そんなものであったが、我々の任務を遂行しなければならないのである。
「なめられたもんだよ、我々も」黄色の7であるケネスが戦闘機に乗り込む途中に言った。
「あちらさんも必死なんだろ?どうせ大した戦力じゃないさ」黄色の6であるデムーロが計器のチェック中に言う。
「油断するな、お前らのように易々とした考えでいると落とされるぞ」我らのリーダー、そして、我が軍屈指のパイロットである黄色の13、オリバーが言う。
「皆さんそんなことは分かってますよ。あんまりカリカリしてるとインスピレーションが崩れますよ。いつも自分で言ってるじゃないですか、空戦で大切なのはインスピレーションだって」黄色の4、それは黄色中隊唯一の女性であり、黄色の13からの絶大な信頼を置く人物。また、4は13の護衛を負かされていて、13と4は、黄色中隊不動の2機である。
「そうですよ、オリバーさん、ライアンさんの言う通りです。みんなそんなことは承知してますよ」黄色の19、日系人のシマカワが言う。
爆装のチェックを下の連中が行っているのが分かる。機体が少し揺れる。オールクリアのサインが出る。タキシング。
「こちら管制塔、黄色中隊全機へ。離陸を許可する」
まずは13、そして4がテイクオフ。次に19、6、7の順にテイクオフする。
「こちら黄色の13、これより巡航に入り、コンバースエリア、S.T.N.に向う」
「ラジャー」管制員の声がこれで一旦途切れる。
「こちらAWACS、黄色の13、聞こえますか」通信再開、管制権が管制塔からAWACSに変わる。
「こちら黄色の13。聞こえます」返答。
「こちらAWACS、これより方位360に敵機が現れる。君達のレーダーにも映っているはずだ。機種はF−15、敵影30」
「うひゃ〜、なんて量だ」黄色の6が言う。
「HUDに敵機表示しました。これより交戦態勢に入ります」13のひくくて渋い声が五機の無線に入る。
「交戦を許可する」とAWACS。
「イエローサーティー、エンゲージ」後に続き他の4機も交戦体制に入る。
「量よりも質ってことを教えてあげましょう」19が言う。
Yellows wingmen1節 終わり
- 3 MOBIUS―118 2003/06/02 Mon 21:29:22
- 「ネガティブコンタクト」外伝・「巨人の守り手」第壱話
大陸の交通の要所であり歴史上なんども戦場となったこの土地は、再び戦火にまきこまれた。空爆に続く3日間の地上戦の後、エルジア軍は首都サンサルバシオンを占拠する。そしてその国内にある隕石迎撃砲『ストーンヘンジ』を接収し、軍の管理下に置いた。
ストーンヘンジはもともと、大気圏で燃え尽きずに残った数十メートル級の隕石を迎撃するために作られたレールガンだった。国際的な協力と監視のもと、大陸のほぼ中央にあるサンサルバシオン国内に建設され共同管理されていたが、エルジア軍はそれを奪ったのである。
この暴挙に対し他の国々は、ISAF(Independent States allied Force:独立国家連合軍)を組織し共同戦線を張る。しかしストーンヘンジを軍事用の対空砲に転用したエルジア軍は、その射程距離と破壊力を背景に大陸の空を支配。航空支援に頼れぬISAFは地上戦においても防戦一方となり、東へ東へと後退していった…
東部の主要都市ロスカナスにまで撤退したISAFは、これ以上東の基地では戦闘攻撃機が届かなくなることを理由に、ストーンヘンジ攻撃作戦にGOを出す。最高のパイロットを選抜し、航続距離の問題から遠慮気味に爆弾を積んだ<F-15E>12機と、空戦を担当する<F-15C>12機による特別攻撃部隊が編制された…
2004年 ロスカナス空軍基地
「ISAFの精鋭諸君!君たちは史上最も重要な作戦に参加する!即ち、我らの平和の象徴「ストーンヘンジ」を占領したエルジアに裁きの鉄槌を下す作戦である!そのエルジアの暴挙により対空砲へと転用されたストーンヘンジは今尚、君たちの戦友を落とし続けている!今日こそ、悪魔の兵器と化してしまったストーンヘンジを破壊し、大陸の空に平和を取り戻そう!この、崇高なる行為が我々に勝利をもたらさん事を!」
ロスカナス空軍基地総司令官「ネーベル・クレイブ」中将の演説がストーンヘンジ攻撃作戦「Revolution in peace」に参加するために集まったISAFの精鋭中の精鋭達の耳に木霊した。
「エルジアをぶっ潰せ!」
「ISAFに勝利を!」
パイロット達からは次々と感嘆と賞賛の言葉が帰ってくる。
「では、総員持ち場に着け!」
「Revolution in peace」作戦の立案者であり、責任者でもある「レビ・テイラー」中佐は作戦発動までのカウントを開始した。
ISAFのACE達は、或者はF−15Cに、或者はF−15Eに次々と乗り込んだ。
「作戦開始!全機、順次発進せよ!」
滑走路から”鷹”達が、次々と大陸の空に飛び立って行く。
それと同時に特殊部隊がストーンヘンジ内で工作を開始した。
ストーンヘンジ攻撃作戦「Revolution in peace」は満を持して実行に移される。
その後、攻撃部隊はAWACSと合流。
特殊部隊はストーンヘンジのジェネレーターとコンデンサを爆破、ストーンヘンジを一時だか、無力化に成功する。
そして、攻撃部隊が目標に近づいた時、作戦空域を監視していたAWACSのレーダーに5つの機影が映し出された…
「Revolution in peace」作戦…平和への回帰を意味するが、それは最悪の形で裏切られることになる…「giant's defence people」…巨人の守り人によって…
「巨人の守り人」第壱話・終
- 4 セル 2003/06/04 Wed 20:36:10
- Yellow wingmen #2
「まもなく敵機が肉眼で確認できるようになるはずなのだが…」マッハ2強で巡航する黄色中隊。6は早く戦闘したいようだ。
「こちら4、0-1-0より敵六機接近中」
「こちら19、私のレーダーでも確認した。交戦しますか」13は無用な戦闘は避けたいタイプなので、一応聞いてみる。
「その答はあいつらが出してくれるようだ」
6がスティックを引こうとする。相手も2機ずつのエシュロンに分かれてヘッドオンで攻撃を仕掛けてくるつもりだ、しかし13は
「いや、構うな。S.T.N.を守るのが先決だ」と言う。
「ち、りょうかいぃ」がっかりした6だったが、すぐ機嫌は治った。F−15Cがミサイルを発射したからだ。
「おい、こいつら本気みたいだぞ。ほっとくのはもったいないなぁ」
「13から6へ。なら俺がお前をやるが良いか?単細胞野郎」13には逆らえない。6には変な勇気があった、いや、ただ愚かなのかもしれないが…。ここまで言われたら逆らうことは結局できなかった。
「6より13へ。了解。済まなかった…くそったれめが」
「なにか言ったか?」
「いいえ、何も申しておりません」
「それで良い」ミサイルアラートが機内にうるさくこだましているが、中隊たちはたいして気にしない。気にしているのは6と13の口喧嘩であった。
中隊、回避行動、スズメの尾が機体の周りを通り過ぎていくのがわかる。
「13より全機へ。マッハ3まで加速し、2分でストーンヘンジまで行くぞ」
全機「ラジャー」
しかしF−15Cは続けて戦闘行動をとる。今度は機体の翼の先端から煙がでて、その傍らのAIM−9が迫る。
「ああ〜、もったいないなぁ、機銃が」7がそう言ってサイトワインダーに機銃を10発程度打ち込む、他の機体もそれに習う。キャノピの前方100メートル当たりで爆発、煙で前方が良く見えなくなる。
それぞれの編隊の隙間、だいたい30メートル位であろうか、そこから機体六機が交差する。
「よし、急ぐぞ」13たちはいっさいその機体にかかわることはなかった。マッハ3に到達。超音速巡航。
「まもなくS.T.N.を視覚する」13はAWACSにかわり管制権を譲渡されている。
「敵機がうじゃうじゃいるよ」19が言う。
「…30機もいないんじゃないかな?20機しか確認できないぞ。さっきの4機も合わせて24機だ」7は言った。
「減って結構、攻撃態勢に入る」6のうずうずしている感じが無線を通じて伝わってくる。
「全機、スパロー発射」と13。
「FOX1!」中隊全機がコールする。敵、急旋回、回避。四機だけ急上昇。中隊のXMAA搭載量、これでそれぞれ4になる。
「あの四機をどうしましょうか、13」4は言った。13は答える。
「13より4へ。お前がそいつらの迎撃に回れ。我々の恐ろしさを思い知らしてみろ」
「4より13。了解」飛行機雲を引いて急旋回する4。速度落とさず高度17000フィートまで上昇。
敵機がこちらを向く。ヘッドオンと見せかけ、そのまま加速してストーンヘンジに向うことを4は予想し、減速する。黄色の4の体に4Gが掛かる。機体が軽く振動する。
案の定F−15Eはアフターバーナー全開でS.T.N.に向っていく。クルビット起動し、瞬間最大で10Gが掛かる。一瞬ブラックアウトするが、すぐに意識を取り戻す。前方約500メートルのところにいる四機にロックオン。
「イエロー4、フォックス1」
すごいスピードで、「鷹」に「雀」が突っ込んでいく。「鷹」は回避機動するものの、ただ角度が薄くなり好都合、全弾ヒット。敵機残り20機、4のXMAA搭載量0。
「グッジョブ、(良くやった)黄色の4」13が冷ややかに言う。
Yellow wingmen #2 終わり
- 5 セル 2003/06/08 Sun 20:27:53
- age
・・・メビさん?後続どうぞ?
- 6 MOBIUS―118 2003/06/09 Mon 16:48:23
- 2004年 ストーンヘンジ南西30マイル
「こちらホエールウォッチャー、攻撃隊、状況を報告せよ。」
AWACS・ホエールウォッチャーから実質的にゴングとも言える通信が入った。
「ギャラクシー3、準備よし。」
「ストーム2から6、準備よし。」
「コロナ3から6、準備よし。」
「メテオ1、準備よし。」
「ギャラクシー4から6、準備よし。」
「ストーム1、準備よし。」
「コロナ1、準備よし。」
「メテオ2から6、準備よし。」
「ギャラクシー1、準備よし。」
「ギャラクシー2、準備よし。」
攻撃隊の全機が攻撃可能な状態になった。
「攻撃準備完了。攻撃を開始する。」
ホエールウォッチャーから作戦司令部のテイラー中佐に攻撃開始が伝えられる。
攻撃隊は、ホエールウォッチャーから離れ、高速でストーンヘンジに突撃した。
その直後、ホエールウォッチャーのレーダーに5つの機影が映し出された…
「ストーム1より爆撃隊へ、投弾体制に入れ。」
「メテオ1了解。メテオ全機は俺に続け。」
「ギャラクシー1了解。ギャラクシー全機、投弾体制。」
「コロナ1より攻撃隊全機へ、上空の警戒は任せろ。」
攻撃隊は手筈どおり、二手に分かれた。
片方はF−15Cで構成される、コロナ中隊。
この部隊は上空監視に当たる。
そして、もう片方はF−15Eで構成される、メテオ中隊とギャラクシー中隊、そして護衛に当たるF−15Cで構成されたストーム中隊である。
この部隊はストーンヘンジ攻撃に当たる。(以下、爆撃隊)
そして、コロナ中隊は急上昇し、爆撃隊は編隊を組みながらストーンヘンジに向かった。
突然、ホエールウォッチャーから通信が入る。
「攻撃隊、警告。国籍不明機が、マッハ2で5機接近中。」
「コロナ中隊了解、これより迎撃に向かう。」
コロナ中隊はアフターバーナーを使い、国籍不明機の迎撃に向かった。
2分後…
「国籍不明機をレーダーで捉えた、コロナ中隊交戦。」
コロナ中隊が2機ずつのエシュロンに分かれて散開し、戦闘態勢に入った。
「いいぞ…レーダーロック!コロナ4、FOX1!」
「今日のエースは俺がもらう。コロナ3、FOX1FOX1。」
「やるぞ、当てろよ!コロナ1、FOX1!」
「コロナ2、FOX1。」
「ロックしたぞ!コロナ5、FOX1!」
「よし、攻撃する。コロナ6、FOX1。」
6機のF−15から放たれたスパローは国籍不明機に向かっていった。
対する国籍不明機はチャフも出さず、編隊を組んだまま飛行を続けていた。
「あいつら、馬鹿だぜ。チャフも出さない。このまま撃墜か。」
誰かがそう言った直後、信じられないことが起こった。
国籍不明機は突然散開したと思うと、向かってきた”雀”たちを全て回避したのだ。
しかも、チャフなどを使った形跡はない。全てを回避行動で避けたのだ。
「回避…だと?!!コロナ1より、コロナ全機!引き付けてサイドワインダーを叩き込め!」
コロナ中隊はそのままアフターバーナーを作動させ、一気に加速した。
国籍不明機も加速し始めた。しかも、マッハ3に到達しようという勢いでだ。
「あいつら…なんて加速力だ…」
「ここで弱音を吐くな!サイドワインダーをヘッドオンで叩き込めば避けられん!」
だが、国籍不明機は加速し続ける。
「よし、捉えた。FOX2。」
「今度こそ・・・FOX2!FOX2!」
6機のF−15Cよりサイドワインダーが発射される。
”ガラガラヘビ”は、煙の尾を引きながら獲物に喰らい付いた。
「落とした!」
誰もがそう思った直後、コロナ中隊の間を何かが高速ですれ違った。
「そんな馬鹿な!サイドワインダーをこの近距離で…。」
なんと、この距離から放たれたサイドワインダーを速度を落とすことも無く、国籍不明機達は全てを回避したのである。
そして、誰かがこう言った。
「黄色い…フランカー…。」
そして、国籍不明機達は爆撃隊に一直線に向かって行った。
「コロナ1より、ホエールウォッチャーへ!国籍不明機はの迎撃に失敗!機体はエルジアエンブレム付きの黄色のフランカー5機!奴ら、途轍もなく速い!」
その通信が、惨劇の始まりだった…。
ストーンヘンジ南西15マイル 爆撃隊
「ギャラクシー2より、爆撃隊へ。ストーンヘンジがぼんやりとだが見えた。」
「ストーム1了解。全機、手筈通りにやるぞ。」
「ホエールウォッチャーより、爆撃隊へ。コロナ中隊が迎撃に失敗した。マッハ3でそちらに向かっている。機種は黄色のフランカー5機、エルジア機だ。注意しろ。」
「爆撃隊了解、これより全速でストーンヘンジに向かう。」
爆撃隊は速度を上げた、だがマッハ3で近づいてくるフランカーに捉るまでそう、時間は掛からなかった。
「後方に敵機!」
「ロックアラート?!ブレイクだ、ミサイル!」
後方のフランカー5機が長距離ミサイルを放ったのである。
爆撃隊は其々散開した。
「く、俺達が囮になる。先にストーンヘンジに行け!」
散開した爆撃隊から、F−15CとF−15Eが2機ずつ、囮部隊としてフランカーの方に向かった。
それに対してフランカー5機は1機が囮部隊の方に向かい、残りの4機が本隊に向かった。
「くそ、一機しか此方に来なかったか…だが、一機でも引きつけて置くしかないな!」
囮部隊は向かってきたフランカーの方に機首を向け、ヘッドオン状態になった。
そして、囮部隊のコールサイン・ギャラクシー5のF−15Eがフランカーを捉えた。
「敵機正面」
「よし、我々はこのまますれ違うぞ。あり速度だ、すれ違った後に相当距離が開くだろう。そうしたら、今度はこっちが旋回してストーンヘンジに突撃だ。いいな?」
「了解」
囮部隊が編隊を組んだ。
だが、この行動が後の命取りとなる。
「敵機、速度を落としています!」
ストーム3から通信がギャラクシー5に入った。
「なに?だが、それはそれで好都合だ。これで奴は我々に追いつけない。」
「敵機視認、正面上空。」
そんな通信をしていると、ストーム4が敵機を視認した。
「よし、速度を上げるぞ、フルパワー!」
囮部隊が速度を上げると同時にフランカーも降下して来た。
囮部隊のパイロットたちの耳に遠雷のようなフランカーのジェット音が聞こえてくる。
そして、その音がどんどん大きくなって稲妻のような音になる。
そして、囮部隊とフランカーがすれ違った。
「フランカー、付いて来…」
すとーむ3がそう言おうとした直後、規則的なロックアラートがコックピットに響いた。
「何?!ロックオン?!」
「そんな馬鹿な!こんなに早く旋回するなんて!」
そして、ロックアラートが耳を劈けんばかりのミサイルアラートに変わった。
「ブレイク!ミサイル!ミサイル!」
「くそ!この距離だと?!」
「振り切れない!」
「4機同時だと?!」
囮部隊は口々にそう言いながら散開する。
だが、この近距離で放たれたミサイル…結果は見えていた…。
チャフを出す間も無く、次々と火達磨になってゆく囮部隊…。
「新型だと?!そんなこと聞いてな……ザ…ピ…ザザ…」
「こちら、ホエールウォッチャー。おい、どうした?応答しろ。何があったか報告しろ!おい!」
…囮部隊の最後の一機が空に散った…跡形もなく…
「巨人の守り人」第弐話 終
- 7 MOBIUS―118 2003/06/09 Mon 16:49:18
- 嗚呼、インターネットに繋がらなくなって、投稿できませんでした・・・御免なさい・・・すみませんでした・・・
- 8 ↑松@もばいる ◇d.9wgYeb1Y 2005/02/28 Mon 13:02:53
- ageてみる
- 9 セル ◇A7zTR6W7RQ 2005/02/28 Mon 21:40:01
- 完結してるのに続きを書くのは難しいですねぇw